November 9, 2010

トーキョー イチバーン !

世界の観光地ランキング

東京が 一位 になったって!



英紙ガーディアンの調査で、東京が世界の観光地で満足度ナンバーワンに輝いた。本当かと戸惑う話だ。物価が高く、混雑は当たり前、何より自然が少ない。 東京は、そんな無機質な大都市の代名詞と思っていた
▼「ネオンやハイテクなどの革新性と歴史文化の共存が魅力」。こちらが気恥ずかしくなるほどの高評価である。国別でも、日本がモルディブに次いで2位とい うから驚く。実際に現地を観光した人の調査だから、素直に喜びたい
▼日本人の給料は右肩下がりだ。国内総生産で中国に抜かれるのは確実という。尖閣諸島や北方領土で、領有権を脅かされる事態が相次ぎ、政治も迷走続きだ。 自信喪失の材料ならヤマほどある。なのに、訪日客が「大満足」とは…
▼仏紙ル・モンドも「日本経済の実力は数字では測れない」と底力を再評価した(クーリエ・ジャポン12月号)。まず絶賛するのは、公共施設やタクシー、コ ンビニの清潔さや利便性だ
▼特に従業員のサービス精神など細かな心遣いに感心し、日本の経済スタイルを「前衛的」とすら表現する。東京の秋葉原では「メード イン ジャパン」神話 は健在で、万札が飛び交う。料理店ガイドのミシュランの「三つ星」店数は東京が世界一だ
▼東京で大学3年生ら約6万人を集めた就職説明会が早くも開かれた。円高、不景気、就職氷河期…。マイナス面ばかり考えたら、面接の表情までこわばる。 もっと胸を張ろうじゃないか。「満足度世界一」のニュースは、うつむき気味の日本人にちょっぴり自信を与えてくれた。
新潟日報2010年11月8日



「名も無く、儚く、美しく。」


いえす!座右の銘!!

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